爪質について(about nail quality)
爪は、柔軟性(しなやかさ)と硬さのバランスで評価されます。私たちKOH・コウが理想とする爪は、この2つが調和した、しなやかで強靭な爪です。
爪には、髪質や肌質と同じように、遺伝的に決まる「爪質」があります。お客様の爪の悩みは、爪質が大きく影響しているケースが多く、爪質によって改善の速度や最適なお手入れ方法が変わります。
その人の爪質を正しく理解するために、以下の4つの要素で総合的に判断します。
水分量
油分(うるおい)量
硬さ
厚さ
この4つを丁寧に観察することで、その爪の特性を把握し、適切なケアを提案できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
水分量
健康的な爪の水分量はおおよそ10〜18%程度とされ、バランスが非常に重要です。これが不足すると爪が脆くなり折れやすくなり、逆に過剰になると二枚爪(層状分裂)になりやすくなります。
爪は透水性が高く、水分を吸収しやすい一方で、肌のように油性のバリアがほとんどないため、水分を長く保持しにくい性質があります。水仕事や水泳などで頻繁に水に触れる生活をしている人は水分過多になりやすく、逆に乾燥した環境では水分不足に陥りやすいです。
水分量が多いかどうかは直接測りにくいため、生活習慣(炊事・水仕事の頻度など)をヒアリングすることが有効です。水分を多く含む環境にいるのにトラブルが少ない場合、水分と油分のバランスが良好に保たれているサインと言えます。
油分(うるおい)量
爪の柔軟性に大きく影響するのが油分(脂質)です。油分が不足すると乾燥が進み、さまざまなトラブルが発生しやすくなります。 うるおいが不足している爪の主な特徴:
爪やすりで削ると、ポテトチップスのように軽くスカスカした感触
やすったときの音が軽い
白い粉が飛散しやすい
表面が硬く感じるのに脆く、トゲトゲ・毛羽立っている
小爪(ささくれ)ができやすい
二枚爪を起こしやすい
爪の裏側(爪床側)の縦線が荒く白く目立つ
透明感がなく、白っぽくくすむ
うるおい不足は日常の保湿習慣で改善が見込めます。継続的なケアにより、爪の状態は確実に良くなっていきます。
硬さ
爪の硬さは遺伝的要素が強く、劇的に変化させるのは困難です。硬い爪は強度がありますが、それに見合った柔軟性(うるおい)がなければ逆に割れやすくなります。
なお、乾燥すると本来の硬さより柔らかく感じることがあります。ケアを続けることで「硬くなった」と実感されるケースは少なくありません。
硬さの判断には爪やすりが有効です。硬い爪は金属のようなしっかりした感触、柔らかい爪はフェルトのような柔らかい感触になります。多くの人の爪を実際にやすってみるのが、上達の近道です。
厚さ
厚さも主に遺伝的な要素で、後天的に大きく変えることはできません。日本人の手の爪の平均的な厚さは約0.3〜0.5mm程度とされ、0.3mm以下は薄め、0.6mm以上は厚めと判断できます。
厚い爪:割れ・折れに強い一方、乾燥すると粉状に脆くなり、白く粉を吹いたようになることがあります。
薄い爪:物理的に弱くトラブルが多いですが、手入れの効果が現れやすく、透明感が出やすく美しい状態へ変化しやすい特徴があります。
また、ジェルネイルやスカルプ、強い除光液などの使用でケラチン密度が低下し、硬さや強度が失われるケースもあります。
最終更新
役に立ちましたか?

